秋田一郎
環境確保条例

子供の声は騒音じゃない

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子供の声は騒音じゃない

本会議最終日。
新年度予算案が可決し、全会一致で子供の声も騒音対象から外れました。

幼稚園関係者からの切実な訴えをうけたのがきっかけで
色々と調べ、内外の意見を拝聴し、都の職員と交渉し、議会で質問をし、ここまでくるのに約一年。
嬉しいと同時に正直ホッとしました。。

この間、多くの反対意見を全国からお寄せ頂きました。
また、沢山のマスコミの方から取材依頼を頂きました。

様々な意見があるのも承知しています。
けれど、子供の声が工事の音と同列に扱われているのは。。
やっぱりおかしいと思います。

今回の条例改正で近隣トラブルが解決するわけではありません。
待機児童がすぐに解決するわけでもありません。
今日は始まりです。
少しづつでも関連する問題が解決していくよう今後も地道な努力を続けたいと思います。

以下、H27年第一回定例会とH26年予算特別委員会での私の質問(抜粋)

~H27年第一回定例会 ~

次に、子供の目線から伺います。
子供は社会に対して不満や意見があっても、大人のように役所に電話をしたり、政治家に意見をいったり、究極的には投票という形でみずからの意思を形にする場がありません。だからこそ、私たち大人は子供の立場に立つ必要があるのではないか、そんな視点から伺います。
今回の環境確保条例の改正についてまず強調しておきたいのは、多くの人が誤解をしているような、子供の声なら野方図に何でも認めるというものではありません。音というものを考えると、例えば鳥の声、波の音、あるいは好きな音楽はとても心地のよいものです。しかし、それもある一定以上の音量になればどうでしょう。うるさい騒音に感じるのではないのでしょうか。
一方、工事の音や工場から出る音はどうでしょう。心地よいと感じる人はまれなのではないのでしょうか。まさにそれ自体が騒音です。
今回の改正は、工事の音や工場が発する音と同列に扱われている子供の声を普通の音として捉える、そういう改正です。子供からすれば、自分たちの声が工事の音と一緒にされていると知ったらどう思うでしょう。
そこでまず、知事に条例改正に係る基本的考え方を伺います。
現在、条例に基づく騒音に関する事務は区市に移譲されており、苦情相談は区市が担っています。条例改正案を実効性あるものとし、騒音問題の解決を図っていくためには、保育園、幼稚園等の施設管理者と周辺住民が向き合っていけるよう、都が区市を支援すべきと考えます。都の見解を伺います。

~H26年予算特別委員会~

、保育所は整備費への補助だけで進むものではありません。例えば、環境面での後押しといった観点も必要です。
そこで私は、あえて、改めて知事や皆さんに伺います。子供の声というのは騒音なのでしょうか。
誰もそうとは思わないと思います。しかし、現実には、最近、近所の方から苦情が寄せられるケースがふえているそうです。
確かに、確かに、騒音対策は一義的には区市の業務であり、苦情者と施設側の間に区市の職員が入って問題解決に取り組んでおりますが、中には、新しい保育施設をつくる際に、東京都の条例の基準値を根拠に苦情を申し立て、紛争に発展するケースもあると聞いております。
東京都はどのような紛争事例を把握しているのか。また、保育園や幼稚園などでの子供の声に対し、東京都条例がどのように適用、運用されているのかを伺います。

多分、昔はこういった問題が、お互いの節度と寛容さの中で解決されてきたんだと思います。もちろん、静かな環境を求めたいという住民の皆さんの気持ちも理解できます。しかし、子供の声が昔より大きくなったわけではありませんし、子供の声を現状のように、工場や建設工事の騒音と一緒に扱っていいものなんでしょうか。子供たちを大切に育てていく環境づくりが、何よりも重要だと思います。
環境規制のあり方というのは、その時代のニーズを踏まえ、絶えず見直さなければ、私はならないんだと思います。現に、ドイツでは、近年、ベルリン市条例と連邦法で、子供の声を騒音規制の対象から除外していると聞いております。
東京都は、子供の元気な声や物音を、工場などの騒音と同列に規制している条例を見直し、子供の健やかな発達に配慮した制度にするべきです。所見を伺います。

秋田一郎

秋田一郎

東京都議会議員 自民党 新宿区選出 / 新宿生まれ(聖母病院)の新宿育ち 淀橋第六小(現西新宿小)、麻布中高、慶應義塾大学卒業、英国国立バーミンガム大学大学院修士課程修了(国際関係学修士)。 警察消防委員会委員長、自民党政調会長を経て、現在、オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会理事。 趣味は料理、読書、テニス、ボディーボード